岩手民医連｜

2022年3月8日

岩手県民主医療機関連合会

ロシアによるウクライナ侵略および

核兵器使用を示唆する威嚇行為に対して厳重に抗議する

　2022年2月24日、ロシアはウクライナに対して一方的に軍事侵攻を行った。これは、武力による他国への侵略行為、主権の侵害であることは明白であり、「主権の尊重」、「領土の保全」、「武力行使の禁止」を定めた国連憲章に反するものである。今回のロシアによる侵略行為は、どのような理由を持ってしても決して許されるものではない。直ちにウクライナに対する軍事侵攻、サイバー上を含むあらゆる一切の攻撃を中止し、撤退することを強く求める。

プーチン大統領は演説で、「ロシアは世界で最も強力な核保有国の一つだ。わが国を攻撃すれば壊滅し、悲惨な結果になる」と述べた。この発言は、核兵器の使用をちらつかせて相手を脅す威嚇行為に他ならない。

わたしたちは、いのちをまもり、生活を支え 、人々が笑顔で暮らせる社会を目指し、ケア労働者として医療・介護・福祉事業に取り組んでいます。戦争は 罪もない人々の命を奪い、健康な身体や精神を破壊するとともに、文化的な生活を破壊し、貧困を大規模に生み出す最も愚かな行為です。私たちは他国の主権と自決権を踏みにじる大国ロシアの行為を許すことができません。ロシア政府に対し、ウクライナ侵攻を今すぐやめることと、国際法にのっとって誠実な対話による外交に応じることを求める。

広島、長崎の惨禍を経験し、平和憲法を持つ日本の医療・介護従事者として、ロシアによるウクライナ侵略および核兵器を利用した威嚇行為について、万感の怒りを込めて抗議する。

以上